●生分解性プラスチック事業 ●たばこ資材 ●保険業務 ●不動産事業

生分解性プラスチック事業




2002年に策定された『バイオテクノロジー戦略大網』や 『バイオマス・ニッポン総合戦略』において 生分解素材普及促進が明示されるなどようやく光を浴びる環境が整いました。

農業場面においては、マルチフィルムが その特徴を十分に発揮できる商材であり市場が大きく、今後さらに急速な拡大が期待される分野になっております。

生分解性プラスチック・マルチフィルムの使用により、 後処理が不要となり収穫後の回収作業にかかる労力や経費などを低減しトータルコストを削減できるため、既存の農ポリ(4万トン程度)からの 代替が進む可能性が大きくなっております。

この4万トンの市場規模の10%程度が近々生分解性プラスチックに置き換えられると考えております。

農業用生分解性プラスチック・マルチフィルムは多くのファンの皆様に支えられて、飛躍的な普及を遂げております。

2007年7月2日に制定された商品類型 NO.141「生分解性プラスチック製品 Version1.0」としてのエコマーク取得商品として数ある生分解性プラスチック製品の中から当社の「キエ丸」が第1号として認定されました。

環境と省力化に配慮した、当社農業用生分解性プラスチック・マルチフィルムのキエ丸を宜しくお願いします。


キエ丸の歴史
 1994年
「キエ丸」の開発・誕生。
 1995年
国産第一号の生分解性プラスチック・マルチシートの成膜に成功。
(主原料:マタビー)
 1996年
澱粉含量40%以上PVA・PBSを添加した、土壌分解性農業用シートの特許出願。
 1997年
特許公開
強度が弱く、耐熱に問題があり、主に強度と崩壊時期に照準を合わせ、品質の改良に取組み今日に至る。
(約200タイプ以上を試作)。
現在も、より高品質を求め改良を重ねている。
ポリエチレンと若干物性が異なる為、成膜が難しく、
加工工場を探すのに苦労しました。




◆◆ キエ丸の原料 ◆◆


グリコール・脂肪族ジカルボン酸・・・食品添加物として食卓に顔を出しています

生分解性樹脂は空気中の乾燥状態では安定していますが、堆肥中、湿った土の中などで生分解し、最終的には水と炭酸ガスになり自然に還るフィルムです。また、燃焼熱がポリエチレンの約半分と小さく、ハロゲンや有毒ガスを発生しないので焼却炉への負担も少なく処分できます。


項 目
PBS
PBST
LDPE





 比  重
1.26 
1.23 
0.92 
 融  点 (℃)
114 
95 
110 
 ガラス転移点 (℃)
-32 
-45 
-120 
 降伏強度 (kg/cm2)
336 
172 
100 
 伸び率 (%)
700 
900 
700 
 燃焼熱 (cal/g)
5,540 
5,720 
11,000 




 加熱堆肥中
-
 湿った土中
-
 活性汚泥中
-
 海水中
-
 注1)分解性 ◎:早い  ○:標準  △:遅い




◆◆ フィルム加工分解の仕組み ◆◆


「キエ丸」はグレードの異なるポリブチレンサクシネートをブレンドし、インフレーション方式で加工・製造される。押出し機で樹脂を均一な温度で溶融圧縮し、ダイを通して押出す。ダイから押出しされたチューブ状の樹脂は空気による膨張と引き取りロールによる引張り によって縦横両方向に延伸されてから巻き取られる。長い大きな風船の空気を抜きながら、袋状にして両端をカットしてフィルムとする。常に偶数本の製作となる。風船の折径がマルチ幅。 長さはエンドレスとなるので、規格に合わせて長さをカットするとマルチフィルムが完成する。





◆◆ コスト比較表 ◆◆


今までのマルチフィルム
「キエ丸」
 使用後のゴミの処理が必要です。
 
耕運の時フィルムを剥がすことが必要です。
 
機械収穫はフィルムを剥がさないとできません。
 使用後のゴミの処理は必要ありません。
 
土に埋め、分解させることができます。
 
そのまま耕運機で鋤き込めます。
 
耕運の時、フィルムを剥がす必要はありません。
 
重労働 人にやさしい 環境汚染 地球にやさしい。
 
フィルムを敷いたままで機械収穫ができます。
環境汚染・重労働
地球にやさしい・人にやさしい・省力化




◆◆ 効果と特徴 ◆◆


機 能
土の温度を上げる、雑草を防除する等に同じ効果を発揮します。
分 解
土の中の微生物が分解してくれます。「キエ丸」を土の中に埋めれば、微生物が水と炭酸ガスに分解します(地表面に出ている部分は紫外線による劣化と加水分解により分解が多少進んでいます) 。
分解期間

分解には、土の温度や水分、微生物の量(肥料他)など様々な要因が関係します。
しかし、「キエ丸」が土の中に入れば約2〜3ヶ月(Mタイプ)、約4〜5ヶ月(Lタイプ)で分解されます。

分解後
完全な生分解性なので、土の中に有害物質が残ることはありません 。

『キエ丸』の特徴・注意点

●生分解性プラスチック・マルチフィルムの特徴として、透湿性がポリマルチよりある為、干ばつ時期の場合には土壌が若干乾く恐れがあります。初期成育の段階では、若干遅れる事もありますが、生育には問題ありません。

●強度に付いては、ポリマルチに比べ、縦に裂ける可能性があり、展張作業時はポリマルチより若干テンションを調整して下さい(キエ丸の張り方参照)。急斜面や土壌条件などにより裂ける事も考えられます。無理やり張らないで下さい。低温時期の展張では、マルチが硬化するおそれがありますので、注意してください。(硬化により展張時、地盤によっては裂ける事もあります。)

『キエ丸』使用後の注意

収穫時

●土に埋まっていない部分は残っていますが、紫外線で劣化し、もろくなっているので、そのまま機械をお使い頂けますが、曇・雨天続きで紫外線が少ない場合には、機械にマルチが絡みつく恐れもあります。

収穫後

●収穫後、風により飛散の恐れがある場合には何度か土の中へ鋤き込んで下さい。

●キエ丸には賞味期限がありますので、ご購入後は1年以内にお使いください。




◆◆ グリーンプラマーク ◆◆


業界では真っ先にグリーンプラマーク(R)を取得しました(取得番号5)

生分解性の類似品、まがい品があります。

畑はゴミ捨て場ではありません。

安全、安心な食糧生産の大切な場なのです!!


グリーンプラ(R)とは、通常のプラスチック製品と同じように使えて、しかも使用後は、自然界の微生物や分解酵素によって水と二酸化炭素に分解されて行く、“自然に還る”プラスチックです。

このため、廃棄物の処理に際しても、地中への埋め立てが可能で、燃焼させても発生熱量が低くダイオキシン等の有害物質が放出されることもありません。

(「
生分解性プラスチック研究会」による定義)




◆◆ エコマーク ◆◆


2007年7月2日に制定された商品類型No.141

「生分解性プラスチック製品 Version1.0」としての

エコマーク取得商品として数ある生分解性プラスチック製品の中から

当社のキエ丸が第一号として認定されました。



◆◆ キエ丸の種類 ◆◆


通常在庫
 透明  黒
受注生産
 乳白  白黒 グリーン 銀ネズ
 400m巻→1ロット26本以上(偶数本)
 200m巻→1ロット50本以上(偶数本)
厚 さ
 18μ  20μ
通常在庫
 950幅  1350幅
受注生産
 上記以外 750幅〜2100幅であれば製作可能
 200m巻→1ロット50本以上(偶数本)
 400m巻→1ロット26本以上(偶数本)
有孔品
 孔径 35φ  45φ  60φ  80φ
 最大7列まで製作可能
 千鳥  並列 スリット
 マーク センター 植付等ご相談下さい。
 水抜き孔加工…100本より製作可能
受注生産
 お問い合わせ下さい



◆◆ 使用方法 ◆◆


 購入時の注意

生分解の自然に還るフィルムという性質をご理解頂き、ご購入願います。

生分解性のため賞味期限(約1年)がありますので、なるべく使いきれる本数をご注文下さい。


 展張時の注意

 機械展張(マルチャー・トラクターなど)

初めて生分解性プラスチック・マルチをお使いになられる方は、今までのポリマルチより丁寧に扱って頂き、展張速度を落としてご使用下さい。

裂ける恐れがありますので、今までのポリマルチよりテンションを緩めにして展張して下さい。

 機械定植

機械の種類によって定植する際に裂ける恐れがあります。(孔があく時に引っ掛けるため)

センサー付き播種機をご使用になられる方は、感知する部分がマルチを引っ掛け、裂ける恐れがあります。

 展張後

展張後はフィルムに土を十分にかけ、風に飛ばされないようにして下さい。

地際部より分解を始めますので、地際より風が入り込んでフィルムが飛ばされるケースがあります。ポリマルチとは違い、後で土を取り除く必要がありませんので多めにフィルムの上に土をのせて下さい。

マルチの上や地際を踏むとマルチが破れる恐れがありますのでご注意下さい。

天候・地温・水分・微生物の活動が原因の要因で、場所により分解速度が異なることがあります。

孔無しマルチを展張後、芽が出てきた段階で芽出し孔をカット(刃物等で)する際は、分解が多少進んでいますので(紫外線による劣化と加水分解)マルチ展張方向に対し、90度にカットすることで縦裂きを防ぐことが出来る可能性があります。

 収穫時

フィルムを剥がさず機械収穫、ロータリーが可能です。(土に埋っていない部分はマルチが残っていますが、紫外線の劣化によりもろくなっているので、そのまま機械をお使い頂けますが、曇・雨天続きで紫外線が少ない場合には、まれに機械に絡み付く恐れもあります)

 収穫後

ロータリーをかける時、逆転ロータリーを使用するとマルチを土の中に鋤き込みやすくなります。

風により飛散の恐れがある場合には何度が土の中に鋤き込んで下さい。


 保管時の注意

一度開封したフィルムは残さず使い切って下さい。

高温・多湿・直射日光を避けて保管して下さい。

生分解性の特徴として、水分を吸ってしまう性質(加水分解)があり、保管環境によっては強度が弱くなる恐れがあります。



◆◆ 使ってみて ◆◆


現在、日本各地で関心をもたれ使用されていますが、特に北海道・関東甲信越・九州地区で顕著に使われています。

栽培作物はが多いですが など

多種多様に使われ始め、家庭菜園、学校といった所や花卉生産者(菊やカーネーション栽培)等にも使われ始めました。



 食品加工会社

平成13年より九州地方のジャガイモ委託栽培農家に導入され、年々使用量が増え続け『キエ丸』最大の顧客です。栽培後半にはポリマルチを剥ぐ指導をしているので、後期に分解する『キエ丸』は意図にピッタリとのことで導入が始まりました。ツルを刈らずに剥がさず機械収穫できることは、大規模生産では、大きな省力化をもたらしました。


 有機野菜生産法人

山梨の有名な農園。平成12年より導入し『キエ丸』を熟知。『キエ丸』品質向上への良きアドバイザーです。微生物との絡みによるものか、原因は定かではありませんが作物育成の良い畑は、マルチの分解が速く、生育の悪い畑は分解が遅いという結果が出ました。


 JA トウモロコシ部会

埼玉、山梨の特産地区。トウモロコシではポリマルチを剥がすのが特に大変な手間仕事です。収穫後のトウモロコシと一緒に『キエ丸』を鋤き込めば簡単で、次の作付けもすぐに可能となりました。


 長野県 レタス農家

価格は高いが剥がす、捨てる手間、剥がすことに費やす人件費と時間が無くなるので、忙しい時期は次作への作業短縮ができます。価格が高い分、圃場を増やして利益を上げれば良いという考えで、平成13年より全てのマルチを生分解に替えました。


 茨城県 乾燥イモ生産農家

イモを掘り上げてからの目まぐるしい忙しさの中で加工。蒸し・カット・天日乾燥・箱詰め・出荷・・・マルチを剥がさず機械収穫。収穫後は畑を無視。大きな省力化メリットをもたらしました。


 茨城県 トウモロコシ生産農家 ・ 北海道 ダイコン生産農家他

今までは、少しでも作業短縮をしたい為に光崩壊性マルチを使用していました。しかし、何十年使うことで、マルチの破片が残渣として畑に残り、毎年、掘り起こす度に破片が出てきて頭を悩ませていましたが、生分解性の導入で、安心して畑に鋤き込めることができました。光崩壊性マルチは、土に残ること以上に、風が吹けば近隣の畑や牧草地帯への破片が飛び、2次公害を引き起こす恐れがあることも心配でした。


 その他

自治体も特定地域で動きがあります。東京北多摩管内の武蔵野市が、平成10年自然崩壊性マルチシート購入助成事業に端を発して、昭島(自然崩壊型農業マルチ利用促進事業)、小平、立川(有機農業促進事業)、国立(有機農法及び土壌病害虫駆除事業)と次々に拡大しています。北多摩管内ではほとんどの自治体が助成事業としています。埼玉県内では所沢、新座、入間野、三芳などの自治体が助成を開始。神奈川県内でも秦野、鎌倉、横浜生活協同組合が着手。農水省では平成14年度から野菜構造改革促進特別対策事業の一対象例として、生分解性マルチ導入による省力化を掲げています。




◆◆ キエ丸の展張 ◆◆


機械展張の様子

展張の際は○部分(テンション)をポリマルチより若干緩めに(調整)して展張してください。



展張後の様子



展張後の圃場


約30日後の土壌の様子

約50日後の土壌の様子

土の中はまだ分解していない

土の中から分解が始まった



◆◆ 作物別使用例 ◆◆



@作物残渣の片付け Aマルチ剥ぎ Bマルチ廃棄処理

畑への影響は無公害!!後作にも影響しません!!畑の中をトラック、機械が自由に動い てもマルチ剥ぎの心配無し!そのままロータリーができます!

〈トウモロコシ〉・・・ある大きさまで作物が生育するとマルチに根が食い込み、マルチ剥がし が大変。『キエ丸』を使えば、収穫後トウモロコシの樹と一緒に鋤き込めます。

〈レタス〉・・・土をのせたマルチ・マルチの上を歩いて固められたマルチを剥がすのは大 変!『キエ丸』は気にせず作業を行いそのまま鋤き込めます。廃棄処理の手間が要らない ので別の作業時間に振り分けられる。後作との時間短縮が可能です。

〈ジャガイモ〉〈サツマイモ〉・・・茎葉を枯らしそのままマルチを剥がさず機械収穫ができ る。夏に向けってポリマルチでは地温が上昇してしまうが、『キエ丸』は地際・地表が分解・ 劣化をし始めるので、地温の上昇を抑える事もできる。(ツル刈り機で刈ると同時にマルチ を粉々にできる)

〈サトイモ〉・・・栽培途中に土寄せをする作業も『キエ丸』はそのままマルチを剥がさず土寄 せができます。土寄せする事で、『キエ丸』の分解も早くなり、収穫する際にはほとんど分 解・消滅しております。

〈ニンジン〉・・・春作のニンジンは雨が多いので土が重くなり、マルチ剥ぎが大変。『キエ丸』 は敷いたまま機械収穫ができ、ニンジンの抜き取りもスムーズにできる事が実証済みです。 梅雨時のマルチ剥がしの重労働から解放される。(省力化メリット)




◆◆ キエ丸リーフレット ◆◆









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